内科 Internal Medicine
地域の「ジェネラリスト」として、幅広い病気に対応します
当院は、高血圧や糖尿病などの生活習慣病から、風邪や体調不良といった一時的な不調まで、幅広く対応しています。患者様一人ひとりに合わせた最良な治療をご提案いたします。
理事長である父は「地域医療を守る」という理念のもと、藤沢内科クリニックで地域医療に長年携わってまいりました。当院もこの理念を受け継ぎ、「糸島のジェネラリスト」として幅広い分野に対応し、地域の皆様に貢献してまいります。
腎臓内科医としての幅広い知見
「肝腎要」という言葉をご存知でしょうか?非常に重要な物事の中でも特に重要なものを指す表現です。この言葉通り、薬の代謝や排泄は肝臓と腎臓によって行われます。腎臓が悪くなると一部の薬は減量や中止が必要になります。また、腎臓のためには避けた方がよい薬があります。そのため、腎臓内科医は、多くの病気と薬に精通している必要があります。
院長は、腎臓内科医としてのキャリアをスタートする際に、「スペシャリスト(特定の分野に特化した知見を持つもの)になるより先に、ジェネラリスト(広範な分野に対する知見を持つもの)になりなさい」と教授から指導を受けました。その後、九州医療センターや白十字病院など、地域医療支援病院で研鑽を積み、多くの患者様を診療してきました。
この知見を活かし、腎臓内科だけでなく内科全般の診療にも役立て、患者様に最良な治療を提供してまいります。
発熱外来患者専用の待合室
当院では感染対策を徹底しており、入口横に「発熱外来患者様専用の待機室」を設置しています。以下に該当する患者様は、来院前に必ずお電話ください。
- 38℃以上の発熱がある患者様
- 微熱が続き、咳の症状が強い患者様
- 新型コロナウイルスやインフルエンザ感染検査を希望される患者様
腎臓内科 Nephrology
腎臓は消耗品です
専門医による早期発見・早期治療で透析を防ぎましょう
腎臓は一度機能が低下すると元に戻らない、消耗品のような臓器です。慢性腎臓病の進行を防ぐためには、早期に発見して治療を開始することが重要になります。
院長は糸島で数少ない腎臓専門医として、患者様一人ひとりに最良な治療法を提案し、透析せずに暮らせるよう腎機能を守るための治療に力を入れています。
透析が避けられない患者様は、できる限り病気の進行を遅らせると同時に、前向きに透析を受け入れられるよう時間をかけてサポートしていきます。
腎臓は大切に使うべき「消耗品」
腎臓は、年齢とともに少しずつ機能が低下していく消耗品です。健康な状態でも、30歳を「100%」とすると、毎年「約0.8%ずつ」機能が低下していきます。徐々に低下した腎機能は元に戻ることがないため、貯金を食いつぶさないように、寿命まで大切に使っていく必要があります。概ね寿命までに「30%以上」の腎機能が残っていれば、特に症状は現れず問題もありません。
しかし、慢性腎臓病になると、腎機能の低下速度が早くなることがあります(例:毎年約8%ずつ低下)。これを治療によって、腎機能の低下速度をゆっくりにします(例:毎年約2%ずつ低下)。これが慢性腎臓病の治療です。
慢性腎臓病は治ることがなく、適切な治療を行わなければ、透析が避けられなくなるため、早期発見と早期治療が非常に重要です。
早期発見がカギ、透析を避けるためにできること
人によって異なりますが、腎機能が「20%」まで低下して初めてむくみなどの自覚症状が出ることが多いです。そして、腎機能が「7〜8%」まで低下すると、透析が避けられなくなります。
症状が出てから治療を開始しても、いずれ透析が必要になるケースが多いため、腎機能が低下する前に定期的な検査を行い、早めに治療を開始することが重要です。特に、健康診断などの血液検査で腎機能障害(eGFR値)が60%以下(遅くとも45%以下)と診断された場合は、必ず腎臓内科を受診してください。
こんな症状が気になったら、ぜひ受診を
次のような症状がある場合、腎機能が低下している可能性があります。放置せずに、早めに腎臓のチェックを受けましょう。
- 足や顔にむくみが出る(腎臓が捨てきれていない水分が溜まっているかもしれません)
- 尿が泡立つ(尿にたんぱくが混じると泡立ちやすいです)
- 食欲低下や疲れやすさ(尿毒素が溜まっているかもしれません)
透析治療 Dialysis Treatment
快適な透析環境で、安心して治療を受けられるクリニック
透析は、腎臓に代わって体内に溜まった余分な水分や老廃物(尿毒素)を取り除く治療法です。特に血液透析は長時間の治療となるため、患者様が快適に過ごしていただける環境作りに注力しています。
当院では、以下の設備を整え、透析中もリラックスして治療を受けていただける環境を提供しています。
透析環境の設備紹介
時間帯に合わせた6段階間接照明
透析は長時間にわたるため、時間帯に応じて照明を調整し、自然光に近い環境を提供します。
レーン毎に温度調整が可能な空調
各レーンごとに温度を調整し、快適な温度で治療を受けられるよう配慮しています。
食事可能な広い待合室
食事もできる広い待合室をご用意し、透析前後の時間もゆったりと過ごしていただけます。
透析の2種類とライフスタイルに合った提案
透析には2つの方法があります。どちらが良い悪いではなく、一生涯続けていくものなので、患者様のライフスタイルに合った透析をしっかり考えて選択することが重要です。
- 血液透析
- 病院で週3回行う透析方法で、治療時間が比較的長いですが、定期的な通院で管理が可能です。
- 腹膜透析
- 自宅で行う透析方法で、針を刺さずに行うため、通院の頻度が少なく、自分のペースで治療できるのが特徴です。
当院では、患者様一人ひとりに最良な治療法をご提案し、ライフスタイルに合った透析方法を選んでいただけるようサポートいたします。
当院での透析治療
当院では、以下の透析スケジュールとサポートサービスを提供しています。
- 血液透析
- 月・水・金曜または火・木・土曜の朝8時15分から開始し、週3回の治療が可能です。
- 腹膜透析外来
- 自宅で行う透析方法のサポート外来を設置しており、必要なケアや指導を行っています。
- 午後透析(2025年4月導入予定)
- 午後15時30分〜17時開始の透析も提供予定で、柔軟な治療時間を設定しています。
- 送迎サービス(2025年1月6日から開始予定)
-
透析患者様の通院を支援するため、当院では無料送迎サービスを行っております。
- 複数の患者様で乗り合わせていただく形となります
- 発熱や体調不良がある場合は乗車できません
- 決められた場所に遅れずに待機していただく必要があります
- 自力で車両の乗り降りが可能な方が対象となります
透析治療は長期間にわたり、患者様の生活スタイルに深く関わります。当院では、患者様に合わせた治療を提供し、安心して治療を続けられるようサポートいたします。